「とうにん地域ねこ倶楽部」はじまりの巻

「猫の餌やり禁止。違反者には清掃費用を負担してもらいます。〇〇不動産管理部」
は？　なにこれ？
こんなことをしても、なんの解決にもならんのに…。
仕事の移動途中に立ち寄る広場のベンチ前の柱に貼紙を見つけたのは、去年の9月。
確かに夜商店街を通りかかると、ベンチの下に鈴なりの猫が…。
最初に気付いた時は驚きました。
あいた～(>_<)、こりゃ何とかせんといかんよなぁ…、と思っていた矢先、西日本新聞に「福岡市が地域猫活動モデル地区募集」の記事が。

これだ！　と思った私は、随分迷った揚句（結構気弱なので(~_~;)）、えぇいっ当たって砕けろ！　と一面識もない商店街振興組合長さんのお店に飛び込みました。
餌やり禁止貼り紙を貼られたのはてっきり組合の総意だと思っていたので、追い返されるのを覚悟の急襲でしたが、お聞きしてみると組合長さんの預かり知らぬ所！
「勝手に貼紙は困るよなぁ」とおっしゃり、すぐに撤去して下さいました。
確かに梅雨の時期、商店街にあるマンションの樋に泥と猫のウンチが詰まり、水が溢れて騒動したことがあるとか。
困ってはいたものの、対策も思いつかないでいた…とのこと。

「それなら、こういう活動がありますよ！猫の餌やりを禁止しても、商店街のゴミ袋が破かれて散らかるのは目に見えてますし、隠れて餌やりをする人も猫もいなくなりません。
福岡市も後押しを始めてくれたことですし、地域猫活動の取り組みをお考え頂けませんか？　こちらの商店街は、認知症のお年寄りを見守る為の講習会を催されたりと、優しく思いやり溢れる場所を目指している…と新聞でも取り上げられていましたよね。猫を排除するのではなく、うまく管理し共生しながら、将来的には野良猫を0にする。いかがでしょう？」

とお願いしました。
組合長さんは「そんな活動があるなら、やってみましょうか」！！＼(^0^)／ 感激です。
どこの馬の骨ともわからない私の話しを、嫌な顔ひとつなさらず真剣に聞いて下さり、そして商店街と近隣地区を良くするためにはどうすればいいか、日々考え努力してらっしゃる組合長さん。
あなたのご決断がなければ、「とうにん地域ねこ倶楽部」は存在しませんでした。
さあ、いよいよスタートです。
（次回へ続く）
とうにん地域ねこ倶楽部発起人　 カシャママ

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