イヤガラセおじさん

酔っ払いと喧嘩してもなんの得にもならないのに、してしまいました。
いつもシーズ－を連れて来るご夫婦がいて、今夜も商店街のベンチでご主人と、片目の猫がいなくなりましたねぇ…と話していました。
そこに「あっ！猫がおる！」とおっさん登場。
女が猫を捨てて行った、とかＹ市長が悪い！とか、わけの分からんことを話し出したので無視していたら、「山に捨てに行ったらよか。捨てて来てやろうか」と言い出した。
ムカッ…。
「ここの猫は地域猫で、商店街の理事会で認められて餌やりと避妊去勢をやってるんです」と言うと、「ここにおったら可哀相やけん山に連れて行った方がいい」とまた言います。
酔っ払い相手に喧嘩しても無駄だと分かってはいても、あまりにしつこいので「もう、いいからあっちに行ってください！」と言うと、またしつこくナントカカントカ言うので「もう、そんな話聞きたくないからあっちに行って！ハイ、サヨナラ、ばいばいっ」と言うと、鞄から何か出そうとしました。
…カメラです。
「どうぞ、写されても怖くないですよ」と言うと、Ｙ市長がどーたらコータラまた言うので、「どうぞ、Ｙ市長に文句言ってください。サヨナラ」と言うと、「可愛げのないババアやな」と言うので「あんたもジジイやろ！さよなら、バイバ～イ！」と手を振りました。
シーズ－のご主人は酔っ払いなど相手にせず黙って笑っていたのに、私は大人げなかったです。
気がつくとそばに「フーミンパパ」が来て立っていました。
この前別の酔っ払いに因縁つけられていた時、私が飛んで行って「なんしようとっ？」と言ったので、何かあったら助け船を出してくれるつもりだったのでしようか？
私はすぐにカッと来て口が飛んでしまうので、用心しないと、鞄から出て来たものがカメラじゃなかったら大変なことになってるところでした…。
by 短気は損気 ユメママ

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