ロボちゃんへ

あなたの姿を見かけるようになったのは、おととしの12月頃でした。
警戒心の強い母子の子猫が、くしゃみが激しかったので「リリママ」に相談。
結局「リリママ」が保護してくれました。
いつも連れ立って歩いていたので、てっきり母猫だとばかり思って「リリママ」が「ロボちゃん」に、「お母さん、子猫を連れて行きます。
幸せにしますから安心してくださいね」と話しかけたのを聞いて、じ～んとしたことが昨日のことのように思い出されます。
その後長毛のためお腹が大きく見え、妊娠していると勘違いして焦りましたが、ある晩這いつくばって覗いて見て「雄だ！」と確信した時、「リリママ」が母猫だと思って語りかけた言葉が思い出されて、大笑いしました。
去勢手術も済ませて、いつしかとても人懐っこい猫へと変身したその猫を、日本で開発されたロボット猫に似ているので私が「ロボちゃん」と名付けました。
商店街の人からも、「ロボちゃん！」と呼ぶと返事する…と言われ、みんなに親しまれました。
私を見つけるとどこからともなく駆け寄って来た「ロボちゃん」が、5月30日の朝8時頃車に撥ねられて、もう2度と会えなくなってしまったなんて！
でもその遺体を見た知り合いが、私の知っている猫では？とわざわざ友人に私の携帯番号を聞いて知らせてくれたのは、あなたが私に報せたかったのでしょうね。
残念ながら遺体は業者が連れて行ってしまい会う事は出来なかったけど、知り合いが無傷で横たわっている遺体を写メールしてくれたそれは、やはり「ロボちゃん」あなたでした。
成猫だったけど、人懐っこいから里親さん探してあげたかった！悔やんでも悔やみ切れず、涙が後から後から湧いて来て、一日中泣いていました。
夕べも寂しい気持ちで商店街を歩いていました。
そしたらあなたが生まれ育った場所から子猫の鳴き声がしてきたんです！あなたのお母さん「ダンちゃん」が威嚇しているそばに子猫がいたので、思わず抱き上げていました。
あなたの時期違いの妹でした。
あなたが死んだ翌日にあなたの妹を保護するなんて、泣いてばかりの私の気が紛れるように…と私に会わせてくれたような気がしてなりません。
グレーでフワフワしていて、いつもお世話になっている動物病院に連れて行ったら「ペルシャミックス」と書かれていたので、仮称「ペルちゃん」と名付けました。
必ず優しい里親さんを見つけて「ロボちゃん」の分まで幸せにするからね！
「ペルちゃん」猫風邪をひいているので、目薬や風邪薬でバタバタして、泣いてる暇なんてないよ～。
「ペルちゃん」に素晴らしい里親さん見つかるように、見守ってね！
今までありがとう。
一生忘れないよ！！
ユメママ拝

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